静岡県内の中小製造業のブランディングについて考えてみました。
これが全てではありませんが、
「大都市の下請け」
「新幹線の「のぞみ」が停まらない、静岡は通過県」
という印象も感じている方もいらっしゃるかもしれません。
首都圏の「トレンド」と中京圏の「巨大産業」の間で、静岡という地域(自社)の存在価値をどのように発揮したらよいのか?
リアルな課題としてはコスト競争、後継者不足もあるかもしれません。
行政もスタートアップ育成に一生懸命尽力していただいていますが、まだまだこれからだと思います。
静岡という地の利を活かしたブランディングとは?
「静岡=通過点」を、意味を変換することで、新しい視点、視野を広げることもできるのではと思います。
大都市圏のように「一極集中」の都市型の産業構造から
大都市圏をつなぐ中心点として異なる価値観が行き交う「交差点」。
日本一高い富士山と日本一深い日本海溝があり、温暖で豊かな自然に囲まれている。
人間の本能や感性が研ぎ澄まされる地。
この豊かな中間点だからこそ「交差」「接続」「共創」
ブランディングの2つの価値軸でいうと
○機能価値:幅広く、高い技術と品質のものづくりが実現できる地
○情緒価値:豊かな自然ときもちいい風土で研ぎ澄まされた感性が開く地
とも言えると思います。
静岡発リアルなブランディングという視点
DXが普及してきた今、距離から束縛されたとはいえ、首都圏への一極集中はある意味よいところもあります。
しかし、サプライチェーンや地政学リスクなどから物理的なモノを動かすことの重要性、
顔を合わせる「リアル」なコミュニケーションの価値も再認識されています。
首都圏、中京圏、関西圏から日帰り圏内で「モノ」と「人」がアクセスできるハブになることは
認識されている方も多いと思います。
静岡発ブランディングは「下請け」から「交差点」へ
静岡というロケーションを活かした「交差する場」「接続する場」「共創する場」を能動的につくりだすことも有意義だと思います。
「ものづくりの現場」を「コンテンツ化」し「交差点」や「共創の場」とすることで新たな協業(コラボレーション)も生み出すことができると思います。
静岡発ブランディングのヒント、徳川家康公がつくった駿府城。
かつて、徳川家康公が駿府にお城を建てる際に、全国からさまざまな職人を集められ、
その職人が、時代を経て、家具、漆塗り、雛人形、竹千筋細工、駿河和染、雛人形、現代のプラモデルに発展したと言われています。
この歴史を振り返ったとき、これからの時代のヒントやDNAが隠れているのでは。。
静岡発ブランディングにはウェルビーイングが秘めているのでは。
富士山を望む豊かな自然、ストレスの少ない通勤、美味しい食。これらを持つ静岡は、首都圏や中京圏の人材にとって、これからの時代「最先端の選択肢」になるのかもしれません。
優秀なエンジニアやクリエーターは質の高い暮らし(ウェルビーイング)と「やりがいのある仕事」の両立を求めているのではと思います。
静岡発ブランディングの未来。
歴史から見た、集積地から始まる新しい伝統。
未来から逆算した、ウェルビーイングな感性から生み出す新しい伝統。
「新しい伝統」というと意味不明と思われる方も多いと思います。
「伝統を守る」と言いますが、では、伝統の始まりは何でしょう。。
「最先端」だと思います。
だから、「新しい伝統」は、100年後の未来に伝統になるようなイノベーションは、
これからは、静岡のような場から生み出すことができるのではと思います。
※あくまでも、個人の希望的観測ではありますが、可能性はあるのではと思います。
