ブランディングでビジョンや理念を活かす方法

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□ブランディングとビジョン・理念

ブランディングには、外部に向けた施策(アウターブランディング)と内部に向けた施策(インナーブランディング)があります。今回は、インナーブランディングについて。特に、ビジョンや理念を活かしてブランド力を高める方法についてお話しします。

まず「ブランド」は、企業、商品やサービスの固有のポジションを構築し、ユーザーにその価値を認めていただいた時点で確立されるものと考えています。

そのポジションを確立するためには、
第一弾としてブランドとしてのポジションをつくりあげる努力があります。
第二弾としてブランドをお客様の心の中に価値として認識していただけるまで
努力を続けます。

このふたつの努力には、社内のさまざまな人材のちからを合わせなければ成し得ません。

社内の多様な人材がひとつのモノやコトに向き合って活動をするためには、同じ未来、目標、志、行動があることでぶれることがなく、ひとつのブランドとしてできあがります。

□ブランディングで社内の多様な人材の考えや行動をひとつにするのは難しい?

ひとつにすることは簡単ではありませんが、難しいことではないと思っています。

ブランディングでは、ブランドのビジョンや理念を理解していただくことから始まると思います。ただここで、よく聞く間違いは、トップはビジョンや理念を年に一度説明しているから理解しているはず。。とか。あとは自分で考えて行動しなさい。。という一見個性を大切にしているように感じるような指示をする。。とか。
トップダウンで理解浸透をうながしているつもりというケースが多いようです。ちなみにこのようなケースの場合、トップは、社員たちはなかなか理解してくれない。。とぼやいている声をよく聞きます。

この場合「ブランディングは難しい。。」になってしまっている思います。これは「難しい」のではなく「本来のやり方考え方に気づいていない」ことが多いのです。

□ブランディングのエネルギーを集中させ高めるには

「ブランディングは理解から共感へ。」
インナーブランディングでも、社員(関係者)にブランドが刷り込まれていることが大切です。

立派な額に掲げているだけでみんなに忘れ去られてしまうような扱いになっていないか。トップから社員に説明しているけど、説明して終わっていないか。ビジョンや理念自体が社員(関係者)にわかりやすい言葉になっているか。

社内でビジョンや理念が浸透するということは、社員ひとりひとりの心の中に存在して毎日の行動の指針として、ことあるごとに思い起こし確認することができるようになっているのが理想だと思います。

そのためには
○ビジョンや理念を「○○○を○○○する」くらいにシンプルな言葉)にすることで日々の活動の中で合言葉として使い続けられる言葉になります。
○ビジョンや理念に未来や夢、目標が感じられる言葉にすることで、社員が目標として目指しやすくなりかつモチベーションも高まります。
○朝礼等の中で毎日、ビジョンや理念を唱えて確認できる機会をつくることで社員ひとりひとりが言葉として覚えることができます。
○また、朝礼等で、ひとりひとりがビジョンや理念に基づいてどのように心がけているか、行動しているか、上手くいったケース、上手くいかなかったケースなどについて考え話す機会をつくることでビジョンや理念が「自分ごと化」していきます。
○さらに、ビジョンや理念が社員ひとりひとりの仕事だけではなく、自己実現にもつながっているとより理想に近づけられると思います。

社内の人材はひとりひとりの価値観や個性はさまざまです。ブランディング活動におけるビジョンや理念に基づいて、多様な人々が同じ未来、目標、志、行動することで、エネルギーが集まり、ひとつのブランドとしてお客さまの心に感動を生み出すのだと思います。

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