新規事業開発。現場と上層部の温度差。

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企業として、イノベーションを起こすために、
若手を中心としたプロジェクトを編成して新規事業企画を任せるという動きが多いと思います。

若手チームはやりがいと熱意で自分たちの会社の未来を創り出そうと一生懸命に
リサーチや企画等を進めています。
事業企画がまとまった段階で、意気揚々として上層部にプレゼンテーション!

上層部からは、ペンディングにする理由が出てくる。
そのペンディング理由を克服する案を提示しても新たなペンディング理由が出てくる。
挙げ句の果てには、前例がないから判断できない。。と。

プロジェクトの現場からは。。
「イノベーションを起こすための事業企画だから前例がないのは当たり前だと思うけど。。」

こんな状況。笑い話のようなホントの話が結構おこります。

その原因は。。
若手チームはリサーチやディスカッションを重ねる中で、
イノベーションの意味やイノベーションによっておこる変化。
新しい世界のイメージが共有できるところまで醸成されているのですが。。

上層部は、定期的な途中経過の報告をさらっと読んで理解したつもり。
最終的に、新しいビジネスモデルの決済をしなければならないのだけど、
その市場のこと、商品やサービスのこと、その事業が自社に与えるメリットやリスク。
プロジェクトメンバーの努力等々について、深く考えてこなかったために、
プロジェクトメンバーと上層部の間に知識や認識の差が広がってきてしまう。
上層部は、これらの知識や認識に差が出てしまっていることにも気づいていない。。

このようなケースに遭遇している方も、もしかしたら少ないくないかもしれません。

上層部や経営者が「責任は私がとるから自由にやれ!」と言ってくださる方だったらまだよいのですが、
上記のような状況になってしまう上層部に限って保守的なケースが多いと感じています。

現場のプロジェクトの進捗と同時に、上層部の教育を同時に、こまめに、熱心にやり続け
プロジェクトと上層部の知識と認識の差をなくしておくことが大切です。

→新規事業開発プロジェクトはこちらをご参照ください。