コンサルティングってどういうやり方なんだろう?という方も多いと思います。
今回は、未来公園の商品開発コンサルティングについて、toB 企業が toC事業を始めたいというケースについてご依頼からスタートするまでをお話しします。
□商品開発コンサルティングの依頼
現在、金融機関や行政からの紹介案件が多いです。元々、toBとして、部品製造やOEMの製造企業からのご依頼のケースです。
自社のオリジナル商品をつくりたいという夢を持たれている企業さま。請負の仕事は顧客に左右されるため、新しい軸として自社の商品をつくりたいという企業さま。このふたつのケースが多いです。
□初期のディスカッション
弊社の自己紹介をおこないます。ミッション、事業領域、コンサルティングの考え方、進め方、事例紹介。商品開発プロジェクトのポイント、難しい点などをお話しします。
また、「商品開発」という依頼なので、商品のお話しからお話しから始まりますが、実際には、ひとつの商品をつくることが目的ではなく、企業として新しい収益の軸をつくることなので、事業開発という考え方になることをご説明します。
そのためには、マーケティングや営業活動などトータルで体制を整える必要があり、企業側には、これらの経験や知識がないため、未来公園が伴走支援することで、プロジェクトのメンバーが自走できるように育成するひつようもあることなどをお話しします。
もうひとつたいせつなことは、新商品がひとつ出来上がって事業として成立するのではなく、複数の商品がシリーズとしてできあがり販売して収益が上がることで、新しい事業として成立します。
そのためには、複数の商品をひとつのかたまりとする必要があります。例えば、みんなでアイデアを出し合って、ひとつの商品が出来上がり販売しました。さらに、みんなでアイデアを出し合って次の商品をつくりあげ販売を始めました。
この2つの商品の客層や販売する市場が違っているとその都度、新しい市場から開拓しなければなりません。これは、経営効率が悪くなってしまいます。
複数の商品をひとつのかたまりとするというのは「ブランド」をつくることです。まず最初にブランドというかたまりの考え方をつくっておくことで、客層や市場が想定できますので、商品をシリーズとして考えたり、商品の開発する順序や価格帯などについても考えやすくなります。
最初にブランドというかたちのないものからつくるのはよくわからない。。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、経営という視点で事業をつくりあげる考えで進めることで、経営効率を高めることにもつながり、開発メンバーも仕事が進めやすくなります。ここについては、詳しくお話しさせていただきます。
<ブランドについて>
すでに、新しいブランドの考え方や方向性が決まっている場合は、そのブランドを中心にプロジェクトをすすめます。
新しいブランドについてもこれから一緒に考えたい場合は、ブランドの考え方や方向性をつくるところから始めます。
そして、これらをスムーズにするために、企業側の状況をお伺いします。今回の商品開発でどんなことを目指しているのか。過去に検討したことがある場合そこでの課題。その企業の得意分野や生産技術(設備)、顧客、企業の組織、風土、歴史、環境などあらゆる面を把握させていただいています。
□商品開発プロジェクトのご提案とお見積もり
今回立ち上げる商品開発プロジェクトについて
プロジェクトの人数、どんな人員構成が望ましいか、メンバーの選抜方法
プロジェクトの運営方法、将来構想、
プロジェクトでつくりあげる風土
お見積もりとおおまかなスケジュール
これらを提示し、企業側でご検討いただき、最終的に決済された後プロジェクトのスタートとなります。
<商品開発プロジェクトスタート>
1、メンバー紹介とプロジェクトの説明
未来公園の自己紹介
参加メンバーの自己紹介(所属、参加して実現したいこと、自身の個性など)プロジェクトのおおまかなスケジュール、将来、自社商品事業部門となったときの体制やひとりひとりの仕事や必要スキルや知識、仕事をしているイメージなど、将来像をイメージしていただきます。
「デザイン経営ワークショップ」デザイン経営の考え方、デザイン人材としてのあり方挑戦力と創造性を高めた企業のあり方、紹介の事業部門のありたい姿と重ねながら解説します。
また、デザイン思考を5つのステップとしてワークを入れながら解説します。
2、新しいブランドのミッション、ビジョン、バリュー、ブランドの定義を策定
全体のスケジュールにもよりますが、メンバー全員で考える場合、
時間を短縮する場合は、仮設定として未来公園から提示する場合があります。
プロジェクト運営では、同じ目標に向かった意思疎通を図るため
ミッション、ビジョン、バリュー、ブランド定義を作成しこれに基づき活動をおこないます。ここで設定したミッションは、合言葉のようにその都度、言葉として出し語りながら進めることもあります。
実は、ここがとても大切だと思っています。プロジェクトに参加しているメンバーは社員さんたちです。自分から立候補してきたケース、上司から指示があり参加することになったケースいろいろです。また、toBの製造業の場合、普段の仕事では、顧客からの依頼(仕様や品質、納期、コスト等)があり、それにしっかりと応えるために、日々成長しながら仕事に取り組んでいます。
自社の商品開発は、全てが自己責任。「何を考えるかを考える」ところから始まります。お客様からの指示もなく、ニーズや要望を想定しなければなりません。
自分で考えて自分で動く必要があります。自社商品を生み出すということは、これらを自発的におこなう活動ですが、過去の経験から指示をまってしまうという傾向もあります。
まずは、プロジェクトとして
今までとは異なる考え方、協力の仕方、分担の仕方、責任の持ち方
発想の仕方、あらゆる面が初めてとなるケースも多いです。
これらをスタート段階として共通認識を持っていただくためにも、
プロジェクトのミッション、ビジョン、バリューの設定が大切になってきます。
また、ブランドのあり方について、
その企業がなぜこのブランドに取り組むのか?単なる思いつきではなく、企業の歴史や事業領域、技術、市場等あらゆる面から考え、ブランドの存在価値、必然性というストーリーも考えます。
3、ここから、具体的な商品の方向性やアイデアリングがはじまります。
デザイン思考を取り入れた開発プロセスにより開発の考え方を実務を進めながら学びます。
現在、ほとんどの市場は、その市場で昔から活動している企業がたくさんあります。なんでもある現代、市場はほとんど飽和していると考えた方がよいかもしれません。
そのような状況でも、隙間はまだまだあります。そのすきまを埋めるのが、意味のイノベーションやインサイトの考え方です。これらの思考方法を一緒に学びながら、商品を開発します。
さらに、販売についても、マーケティングの考え方、市場調査やプロモーションの方法等も一緒に勉強しながら開発した商品を収益につなげていきます。
