自社のブランド力についての課題はさまざまです。
○自社の商品やサービスのお客さまが高齢化してしまい先細りの不安がある。
○現在のビジネスモデルが時代に合わなくなってきた。
○自社の商品やサービスが価格競争の渦の中にある。
○BtoBだヶでなく新しい事業の軸が欲しい。
○人材確保が難しい。
○社内で考え方のコンセンサスがとりにくい。
○社員たちが夢を感じられない。
などなど、多岐にわたると思います。
経営改善として、ひとつひとつの課題を解決していくことも大切だとおもいますが、ブランドという視点で、企業の軸から改善・改革をすることで、多岐にわたる課題を、組織的に、または多重的に解決することも可能だと思います。
ブランドという視点で、企業の軸から改善・改革するということ。
代々継承されている企業には、創業者がつくりあげた理念や社是などがあったりします。ただ、額に入れて掲げられているだけであったり、引き出しの中の経営計画書として眠ってしまっているケースも多いと思います。
正直いって、経営理念がなくても、利益を上げて継続できている企業もあります。これは、お客さまがいて、継続的に仕事がはいり、売り上げを立てられている環境が守られている場合なのではと思います。
今のように、時代が大きく変化したり、価格競争が激しかったり、ものづくりの現場では生産の海外移転等により急に仕事がなくなってしまったり。
または、人口減により、仕事はあっても従業員が十分に確保できず、忙しすぎて、その上社員が辞めていってしまうという悪循環になってしまったり、
自社の方向性をつねに見極め軌道修正しながら経営されている企業も多いと思います。
企業ブランドを確立することで、
自社が描く未来とそこに向かって夢を持ちながら歩むというモチベーション。
変化する時代に合わせた新しい事業のあり方や風土で、自社ならではのマーケットを開けたり。
変化に対応できる風土や組織体制で、柔軟で迅速な取り回しができるようになったり。
社員ひとりひとりが自分らしく安心して働けて成長もできる環境から、働きたいという人が増える環境ができたり。
経営課題時代がなくなるということはありませんが、課題を解決する体制や風土ができることで、企業力をつけることもできます。
企業ブランドの軸となるのが、ミッション、ビジョン、バリューです。
単なる言葉と見られてしまうかもしれませんが、まずは、全社として取り決めた言葉があることで、社員ひとりひとりが同じ方向に向かって、安心して、夢をもって働ける環境によって、経営をよい循環にすることができます。
私も、多くの企業の経営者とお話したり、その企業を拝見する中で、ブランドをしっかりとつくり込んでいる企業と普通の企業を比べた場合、ブランドをしっかりとつくり込んだ企業のブランド力の高さは、
○競合があったとしても自社との差別化、優位性が明確になっていて戦い方を全員が理解できている→安心して仕事に取り組める
○挑戦力と創造性の高い社員であふれ、新しい挑戦や課題解決が、誰がいうともなく自然と進められている。
○新陳代謝がされていて時代に合わせたビジネスモデルで広がりを見せている。
○その業界が、不況と言われていても、成長できる軸を生み出している。
などが見受けられます。
ブランドの軸となるミッション、ビジョン、バリューをつくりあげることは簡単ではありませんが、これらをつくりあげる過程でも、たくさん得られることがあります。
今という時代、難しい、あやうい状況も多いと思います。
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